2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「浜田知明の世界」展

数年ぶりに葉山へ。浜田知明さんの展覧会を見てきた。90年代以降の新作は、ほとんどが彫刻だった。92歳でご健在。まだまだご活躍中であることがわかって嬉しい。 「初年兵哀歌」シリーズには圧倒されました。精神の深い闇をぐんぐん底まで潜って、ふたたび浮…

マンガ『大奥(6)』

大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/08/28メディア: コミック購入: 9人 クリック: 455回この商品を含むブログ (155件) を見る綱吉編が完結。ますます凄みが増してきた。玉英も娘の徳子も、栄華をきわめ…

マンガ『イムリ(8)』

イムリ 8 (ビームコミックス)作者: 三宅乱丈出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/07/24メディア: コミック購入: 5人 クリック: 16回この商品を含むブログ (12件) を見るちびっ子登場でホッとしたのも束の間、またも不幸がおそってきたよー。でも…

久しぶりに新宿

足を怪我してからというもの、新宿駅の雑踏がこわいので、代々木から紀伊國屋書店(南口のほう)に行ってみた。洋書セールをやっていた。最近あまり来てなかったけど、学生時代から好きな店舗です。『英仏文学戦記』、最初のオースティンの項だけ立ち読み。…

ABC翻訳教室・第4回

今回の課題は、ワールドカップ決勝についての記事でした。さいわい、大誤訳はなかったけど……。もっと前置詞に注意して英文を把握せねばー。これまで適当すぎました。 研究社の新刊情報も紹介していただいたのでメモ。続・翻訳の基本作者: 宮脇孝雄出版社/メ…

『日時計の影』

日時計の影作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2008/11/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (20件) を見る2008年の刊行。収録されたエッセイの時代背景としては、小泉政権が終わって、安倍政権がすぐに倒れ……っ…

『関与と観察』

関与と観察作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/11/25メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見る戦争と平和についての話題が多い。2003-04年ごろのエッセイは、戦後の反戦(厭戦?)気質から離れようとする社会…

たこわさ激辛

年下の女友達を誘って、近場で飲み。夕方はけっこう涼しくなってきた。お店は騒がしくて話しづらかった。2名の時はカウンターがいいかも。味はまあまあで、釜飯おいしかったな。たこわさが辛すぎて呼吸困難になりました。

家族の肖像

アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-12)作者: エルサモランテ,ナタリア・ギンズブルグ,中山エツコ,須賀敦子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/10/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ…

「ロックンロール」再見

2回目の観劇。初見ではストーリーを追うので精一杯だったけど、今回は余裕をもって楽しめた。あらためて戯曲のすばらしさに唸りました。それぞれの人物がたどる「運命」を知ってから見ると、各シーンに込められた意味合いが鮮やかになり、いっそう切なく感じ…

公開講座「翻訳の愉しみ」

渋谷のTSUTAYAシアターへ。放送大学の公開講座で、柴田元幸先生による「翻訳の愉しみ」を聴講する。まずウィンザー・マッケイの手描きアニメの上映があり、「リトル・ニモ」など、20世紀初頭のマンガの紹介。それからオースターの『幽霊たち』を、著者と柴田…

ハーバード白熱教室

http://www.nhk.or.jp/harvard/ BSの再放送で、マイケル・サンデル教授の政治哲学講義を観てみました。カントの辺りから難しくなって、たまに記憶が飛んでたけど……。実際の事例をあげつつ、対話形式で「善とは?」「正義とは?」という根元的な問題を考えて…

『賜物』

賜物 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)作者: ウラジーミル・ナボコフ,沼野充義出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/04/22メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 74回この商品を含むブログ (22件) を見るナボコフ先生のロシア語時代さいごの長編。マ…

『悪夢探偵』シリーズ

インセプション、悪夢探偵と設定だけ似てるかも……。悪夢探偵 プレミアム・エディション [DVD]出版社/メーカー: ハピネット発売日: 2007/06/22メディア: DVD クリック: 13回この商品を含むブログ (44件) を見る他人の夢に潜ったり、心を読んだりできる超能力…

『インセプション』

ノーラン監督の新作。主人公は夢に潜る能力をもった産業スパイ、というSFぽい設定。記憶の階層がエレベーターで表されたり、意識のレベルを重層的に潜っていけたり……。映像で見ると、複雑な設定もわかりやすくなる。この映画、世界観が殺伐としていて画面が…

『ハゲタカ』

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2010/01/15メディア: DVD購入: 9人 クリック: 241回この商品を含むブログ (85件) を見る映画版では、中国から来た「ハゲタカ」……劉一華が登場。経済ネタはテレビ版より少なめ。後半は劉の正体をめぐ…

ベーグルの日

翻訳の課題をギリギリ提出。送信してから読み直したら、文章が飛んでる箇所がけっこうあった……。あーあ。 午後はパン教室。くるくる丸めて伸ばしてベーグル3種を焼いてきた。終了後、久々に「くぐつ草」に行ってみたけど満席。しかたないので某チェーン系カ…

クーリエ読書会

mixi経由で「クーリエ9月号で朝食会@日本橋」というイベントに参加。さまざまな形で海外と関わったり、日本の外へも目を向けている方々が来ていて、いい刺激になった。デザイン系の方もチェックしてる雑誌みたいです。編集長とも少しお話しできたりと、貴重…

「ロックンロール」

トム・ストッパード作、栗山民也演出。チェコスロヴァキアの現代史に翻弄された青年の半生と、英国の共産主義者である教授一家との心の交流を、ロックの名曲にのせて描いた傑作でした。小気味よいセリフの応酬、テンポのよい場面転換など、ストッパードの洒…

webの最前線?音楽ビジネスの将来

クーリエ・ジャポンの主催する、津田大介さんの講演会「音楽ビジネスの未来像」に行って来ました。音楽ビジネスで起こっていることは、いずれ出版の分野でも無視できなくなると思う。これから自分がやってくつもりの翻訳も、webや電子書籍でのニーズに対応し…

ドラマ「ハゲタカ」再見(6)

第6話「新しきバイアウト」 ホライズン本社からは解雇され、ピストル誤射で足に重傷を負い、すべてを失った鷲津が再起をかけて、いよいよ芝野とタッグを組むことに! わー、盛りあがる展開だなあ。ふたりはホライズンの狙うレンズ部門を守るため、エンプロイ…

ドラマ「ハゲタカ」再見(5)

第5話「ホワイトナイト」 電機メーカーの経営権をめぐるTOB合戦。メディアへの露出を増やして世論をあおり、「虚業」と侮られながらも、あっけらかんと拝金主義をつらぬく若手社長・西野の姿は、ライブドア事件を連想させる。彼の真の狙いはどこにあるのか。…

ドラマ「ハゲタカ」再見(4)

第4話「激震!株主総会」 前話から3年たち、次のターゲットは、戦後の製造業の浮き沈みを絵に描いたような、巨額の赤字にあえぐ電機メーカー(赤字が800億ってすごい)。菅原文太が、末期ガンの創業者社長を好演。この渋ーい存在感がよいですな。一方、アメ…

ドラマ「ハゲタカ」再見(3)

第3話「終わりなき入札」 会社再建のためのスポンサー枠を取り合う入札合戦。銀行vs外資の、わかりやすい図式で、刻々とアップしていく入札額が緊張感をあおる。水面下では新社長の横領疑惑をめぐり、テレビ記者の三島が裏をとるために奔走する。深夜ニュー…

ドラマ「ハゲタカ」再見(2)

第2話「ゴールデン・パラシュート」 会社を私物化してる女社長に冨士眞奈美。すばらしい配役。まるで「吉兆」がらみの実際の事件をほうふつとさせる展開で、いかにもありそうな同族経営の企業が槍玉にあがる。いつもクールぶってる鷲津が、途中ちょっと声を…

ドラマ「ハゲタカ」再見(1)

暑い夏にぴったりなドラマ。何話か見そびれていたこともあり、再放送で楽しみに観ています。ハゲタカ DVD-BOX出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/07/18メディア: DVD購入: 10人 クリック: 161回この商品を含むブログ (212件) を見る第1話「日本…