2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『シャネル&ストラヴィンスキー』

冒頭にバレエ・リュス『春の祭典』の初演が再現されています。ブーイングと拍手の入り乱れる客席。ミシアとシャネルが来てる! 混乱の中、必死に上演を続ける舞台を見守るのは、ニジンスキーやディアギレフたち。バレエ・リュス百周年にふさわしい企画で、ビ…

舞台『Anjin』

英語と日本語のバイリンガル企画。せりふが二重音声になって聞き取りづらい場面もあったが、意欲的な舞台で面白かった。脚本はイギリス人だったようで、桃山〜江戸時代黎明期の人間ドラマをシェイクスピア劇のような感覚で描いている。新鮮。そういえばシェ…

『倫敦から来た男』

ハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督の新作。モノクロ映画。光の加減や画面の構図、人物の配置など、すべて計算し尽くされた感じで、前半は緊密に進んでいくのだけど、後半は(椅子をもって踊るおっさん達の場面が終わった辺りから)監督、ちょっとこの作品に…

修善寺へ

修善寺の新居旅館に一泊してきた。明治以来の文化人が多数訪れたという歴史ある宿でした。安田鞍彦の設計した天平風呂も体験できてよかった。伊豆は思っていたよりずっと寒かったです……。

国立能楽堂・一月普及公演

狂言は「杭か人か」。クイ!という音が可愛い。でもあまり笑えず、シュールな気分になった。 能は宝生流の「野守」。上演前の解説によると、フランスでもっともウケのよい演目だそう。鏡が登場するのが、モダンで哲学的な感じがするから? 今年は月1で能を…

舞台『コースト・オブ・ユートピア』

年末、BSで放映されたので録画。見そびれた第一部を鑑賞した。『桜の園』『貴族の巣』を思わせるバクーニン家の場面は、乙女チックでうっとり……な筈なのだけど、どうも姉妹の演じ分けが弱くて、各人の性格が浮かびあがってこない印象だった。 途中で時系列が…