2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『甦る中山岩太:モダニズムの光と影』

仕事の後、東京都写真美術館へ。木金は20時まで開館している。 中山岩太は、阪神間モダニズムを代表する写真家のひとり。20年代の作風のほうが好みだけど、それらは「誰でも撮れそうな」写真ではある。日本に帰国してから、実験的でアバンギャルドな方向へ。…

『わたしの渡世日記』

「デコちゃん」こと高峰秀子の自伝。ゴツゴツ?とした歯ごたえのある文体で、一昔前の東京っ子の喋り口調のよう。いったん読み出したら止まらないおもしろさ、でした。 高峰秀子は(現代の)女子にも共感しやすくて、人気の高い女優だと思う。小津映画での跳…

めずらしく日本橋

日本橋のビストロ・デ・のんきで夕食。元同僚の女の子たちと。 ほうれん草、照り焼きチキンのサラダ(茹でてないほうれん草なのが珍しかった) オムレツ 蟹とアボガドのブルスケッタ 豚肉のにんにく包み揚げ 生うにパスタ あともう1品マグロのあぶり焼きみた…

『ゴンチャローフ日本渡航記』

ゴンチャローフ日本渡航記 (講談社学術文庫)作者: イワン.アレクサンドロヴィチ・ゴンチャローフ,高野明,島田陽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る『ゴンチャローフ日本渡航…

『双生児』

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,古沢嘉通出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 120回この商品を含むブログ (108件) を見るクリストファー・プリーストの『双生…

『X-MEN ファイナル・ディシジョン』

けっこう好きなシリーズだったのに、ラストはなんだか投げやり……がっかりとまでは言わないが、ペーソス漂う終わらせ方だった。連載打ち切りになった「少年ジャンプ」のマンガみたい。 または、『水滸伝』や『封神演義』の後半みたい、とも言える。 赤毛のフ…

ジョン・ウーの『レッドクリフPart 1』

鳩と爆発とスローモーション。健在ですね。 映画ならではのダイナミックな表現は楽しめた。戦闘シーンがちょっと重すぎて、観ていて疲れたけど。一応、後編も観に行くつもり。

『エターナル・サンシャイン』

ミシェル・ゴンドリー監督の2004年の映画。公開当時、ニュージーランドに滞在していたので、見に行きたかったのですが、ヒアリングに全然自信がなく、結局あきらめたのです。 わからないなりに、観ておけばよかったかも。と、今回はじめてDVDで観て、ちょっ…

ヘレン・ミレンの『エリザベス』

年末にBS2で再放送された海外ドラマ。前後編。 小粋なせりふの応酬、凝った舞台装置など、とても見応えがあった。ヘレン・ミレンの演じる女王には、威厳と迫力、知性と愛嬌がそなわっていて魅了される。それから、時おり見せる脆さ。激情に駆られたあと、す…

食い初め

すきやきYで新春限定の2時間コース。 前菜が、まぐろと白葱の酢みそ和え。 メインのすきやき。(味付けは甘辛でこってりしすぎ……) 〆のゴハン、赤出汁、お漬け物。 デザートは白ごまプリン+黒蜜。 風邪気味のため、食前酒はパスしてぶどうジュースをいただ…

『アフリカの日々』

アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)作者: イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ,横山貞子,土屋哲出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/06/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (46件)…

最初のひとこと

「うたたね」という語を入れてみたくて。眠たい時は幸せな時、ではないかと思う。人間、油断していないと眠たくはならない。油断できるほどには幸せだということ?なんか小説のタイトルみたい。石川淳に『蛇の歌』という小説がある。式子内親王の歌、 「夢の…