『甦る中山岩太:モダニズムの光と影』

仕事の後、東京都写真美術館へ。木金は20時まで開館している。
中山岩太は、阪神間モダニズムを代表する写真家のひとり。20年代の作風のほうが好みだけど、それらは「誰でも撮れそうな」写真ではある。日本に帰国してから、実験的でアバンギャルドな方向へ。濃厚、というか、どぎついほどの何かが漂ってくる。30年代、ゆっくりと破滅に向かう時代の影?モノクロの写真を見ている気がしなかった。
硲伊之助の、外国人の妻のポートレートがあった。初めて顔を知った。とても可愛らしい、「絵になる」人。