2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

立川のカフェ

立川の南口で友人(来月出産予定)と会って、今どきの、というか自然食系のカフェを2軒はしごしてきた。途中からセラピーになってたよ……。自分がモヤモヤ考えてたことを、あらためて言葉にして確認できた感じでした。

『NINE』

『シカゴ』のロブ・マーシャル監督の新作。こういう(女性陣を転がす)狂言回しの役にダニエル・デイ=ルイスって。うーん。ビジュアル的にはそう違和感はないのだけど。この人はやっぱホモソーシャルな設定のほうが輝く。 新しい脚本ができなくて悶々とする…

『プラハを歩く』

プラハを歩く (岩波新書)作者: 田中充子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/11/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (11件) を見る建築史から眺めるプラハの街並み。建物だけでなく、都市そのものの成り立ちについても、広い…

『ビールと古本のプラハ』

ビールと古本のプラハ (白水Uブックス―エッセイの小径)作者: 千野栄一出版社/メーカー: 白水社発売日: 1997/08メディア: 新書購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (27件) を見るチェコ文学者である千野さんのエッセイ集。90年代の話題がほとんどで…

『私はチェコびいき』

私はチェコびいき―大人のための旅案内作者: 大鷹節子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2002/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る80年代からビロード革命前後のプラハの生活感が伝わってきて、貴重な記録となって…

『プラハ歴史散策』

プラハ歴史散策 (講談社+α新書)作者: 石川達夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/21メディア: 新書購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見るこれ1冊でプラハの名所やそこにまつわる歴史、人物などをわかりやすく学ぶことができます…

マンガ『放浪息子(10)』

放浪息子(10) (ビームコミックス)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/03/25メディア: コミック購入: 9人 クリック: 181回この商品を含むブログ (93件) を見るもう10巻。いろいろ拓けてきた感じで楽しかったです。女の子道を貫こう…

『ロシアン・ドールズ』

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2006/11/24メディア: DVD購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (48件) を見る『スパニッシュ・アパートメント』の続編。前作でうっとおし…

『スパニッシュ・アパートメント』

スパニッシュ・アパートメント [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2008/09/17メディア: DVD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見るセドリック・クラピッシュ監督、ロマン・デュリス…

三月大歌舞伎

今月なぜか三部制の歌舞伎座。この建物ももう残り二ヶ月とあって、場内はごった返していた。改築騒動には、はっきり言ってうんざり……。こういう「商売」のやり方を続けてたら、昔ながらのファンは離れていくんじゃないか?とさえ思う。 愚痴はおいといて、め…

『英国王給仕人に乾杯!』

英国王給仕人に乾杯! [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2009/11/28メディア: DVD クリック: 15回この商品を含むブログ (10件) を見るイジー・メンツェル監督作。駅のソーセージ売りから身を起こした、小柄でちゃっかり者なジーチェ青年の半生記を…

『厳重に監視された列車』

イジー・メンツェル監督28歳のデビュー作。モノクロ。アカデミー賞(外国語映画賞)を受賞した映画。チェコの作品は(小説でも)「軽ーい表現で、ものすごく重たいことを語れる」というのが面白いところだと、千野栄一さんも書いてましたが、まさにそんな感…

『スイート・スイート・ビレッジ』

イジー・メンツェル監督による'85年制作のチェコ映画。日本公開は'88年。のどかな村の風景と、そこで繰り広げられる人間模様が、小気味よいテンポで描かれている。長屋の「熊さん八つぁん」的な世界と言えそう。イジー・メンツェル DVD-BOX出版社/メーカー: …

『ぼくら、20世紀の子どもたち』

カネフスキー3部作のラスト。これだけドキュメンタリー作品。'92年頃のペテルブルクのストリート・チルドレンを取材している。悪童の生き抜く力……生命力の放つ「色気」のようなものが伝わってくる。作中で「次の脚本はできている」と語るカネフスキー監督で…

久しぶりにレッスン

チェロの個人レッスンへ行く。2週間もあいたのでやる気が出ず、練習はサボリがち。時間に余裕があったので徒歩で出かけたら、20分足らずなのに途中でいきなり雨が降ってきて……。焦ったー。弓ケースを裸で持ち歩いてたので、このままじゃ濡れてしまう!と、コ…

春の嵐というか

昨日からものすごい暴風が吹き荒れてる。春が来る前には一波乱ある、ってことなのか。

『ひとりで生きる』

ロシア映画『動くな、死ね、甦れ!』の続編。カネフスキー監督はどっちかと言うと苦手なタイプ……なんだけど、やはり3部作をおさえておきたいと思い、5年ぶりくらいに続きを見た。カラーになったこともあり、ぶっ飛んでた前作よりはずいぶん見やすい。そして…

『チェコ・アヴァンギャルド』他

チェコ・アヴァンギャルド ブックデザインにみる文芸運動小史作者: 西野嘉章出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/05/16メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見るジュンク堂で中欧構成主義関連の本を物色してきたのだが、結局これ…

福原義春『だから人は本を読む』

だから人は本を読む作者: 福原義春出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/09/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 43回この商品を含むブログ (18件) を見る何か面白い本が紹介されていないかしら?と思って手に取ったのだけど、あまり目新しい話が…

内田樹『寝ながら学べる構造主義』

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/06/20メディア: 新書購入: 43人 クリック: 418回この商品を含むブログ (341件) を見る講義録のテキスト化だそうで面白かったー。実存主義から構造主義に移ってゆく思…

『火葬人』

毎月開催されてるチェコセンター主催の映画鑑賞会。今月の映画は、'68年に完成したものの'90年までお蔵入りになっていたという、いわくつきの作品。きまじめな火葬場の主任が、ドイツ占領下で狂気へと陥っていく様子を、モノクロの映像で淡々と描いてます。…

『M』

フリッツ・ラング監督の、ドイツに実在した連続幼女殺害事件をテーマにした映画。'31年モノクロ。緊張感のある映像。ペールギュントの口笛が印象的。でも英語字幕(少ない上に字が白く飛んで見にくい……)だったためストーリーを追うのが大変でした。途中まで…

『私が殺した男』

名匠ルビッチ監督のモノクロ映画。'31年の作。セリフは英語だけど、パリとドイツの田舎町が舞台です。過不足のない脚本と演出(ちょっとクサいとこもあるけど)で、ラストまで心地よく見られる映画。どたん場での女の人の強さってやっぱりすごい!と、感服し…

「熱狂の日」抽選結果

今年の「熱狂の日」はショパン特集。チェロ公演を3つ申し込んでみたら、ウィスペルウェイだけハズレ。まいっか。ということで、ヴァシリエヴァと堤剛さんのメンデルスゾーンを聴きに行く予定です。その前週はペレーニ祭りなので濃密な1週間になりそう。

チャペック『マサリクとの対話』

マサリクとの対話―哲人大統領の生涯と思想作者: カレル・チャペック,Karel Capek,石川達夫出版社/メーカー: 成文社発売日: 2004/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るチェコスロヴァキアに民主主義をもたらした初代…

『シャーロック・ホームズ』

ガイ・リッチーもめでたく離婚して復活。「ホームズ三世」の間違いじゃないのー?と友だちと揶揄してたら、本当にそんな感じで笑いました。中学生が考えだしそうなギミックにあふれてて楽しかったー。ホームズ読んでる時のワクワク感はちゃんと踏襲されてる…

ドラマ『左目探偵EYE』

左目探偵EYE (ドラマスペシャル) [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2010/03/17メディア: DVD購入: 5人 クリック: 156回この商品を含むブログ (7件) を見る今週で完結。途中何話か見忘れたけど、脇のキャスティングが良くてけっこう面白く見てた。脚本が…

三寒四温

コンサートに行った。逆の地下鉄に乗ってしまい、遅刻しそうに。なんとか開演ギリギリに間に合ったけど、気もそぞろになってしまって勿体なかった。あと今年初めて春コート着てみたものの、まだ寒すぎでした。 帰りは西荻のモスでちょこっと勉強しようかと思…

国立能楽堂・三月普及公演

馬場あき子さんによる解説がとても面白くわかりやすかった。『玉葉』の記事についてなど。頼政は気障な男だったらしい。武家は「家」を存続させるために、戦争では必ず両方の陣営に人を配しておく、という話なども考えさせられた。頼政の自滅的な死は単なる…

入江敦彦『イケズ花咲く古典文学』

イケズ花咲く古典文学作者: 入江敦彦出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2010/03/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る『イケズの構造』に出てくるイケズ語訳「ハムレット」とか「源氏物語」がサイコーだったので、もっと読みたいー!と思い、…