2010-01-01から1年間の記事一覧

『ハング・オーバー!』

ベガスのホテルで目覚めたら、記憶をなくすほどのヒドイ二日酔い! で、部屋にはなぜか美女・トラ・赤ん坊が……という予告編からして、とても面白そうでした。テンポがよく、小ネタもすべらず、明るく笑えて楽しい映画だった。ていねいに伏線がちりばめられて…

『ヤギと男と男と壁と』

アメリカ軍に実在した(?!)超能力部隊のその後を描いたコメディ。わりと淡々とした演出で、期待してたより笑えませんでした……。ストーリーも弱い。俳優陣はわりと豪華で、ジェフ・ブリッジスが群を抜いてノリノリの怪演。ユアンもジョージ・クルーニーも喰わ…

マンガ『放浪息子(11)』

放浪息子 11 (ビームコミックス)作者: 志村貴子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/12/24メディア: コミック購入: 10人 クリック: 303回この商品を含むブログ (77件) を見るみんな中3に進級し、高校受験を意識しはじめた巻。ショートカットのま…

マンガ『テレプシコーラ』第2部・5巻

舞姫(テレプシコーラ) 第2部 5 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)作者: 山岸凉子出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2010/12/22メディア: コミック購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (34件) を見るバレエダンサー志望者たちの熾烈…

『樹をみつめて』

樹をみつめて作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2006/09/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (22件) を見るとても長い「戦争と平和についての観察」が圧巻だった。平和のほうが維持のためにどれほど消耗するこ…

『徴候・記憶・外傷』

徴候・記憶・外傷作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2004/04/02メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 22回この商品を含むブログ (43件) を見る徴候を読みとる機能=「微分」的、記憶を溜めこむ機能=「積分」的、という解説がとてもおもしろ…

ABC翻訳教室(4期)・第2回

課題は、ドラッカーが来日時に日大でおこなった演説。とても格調の高い原文で、難しいけれど面白かったです。カジュアルよりもフォーマルな文章のほうが好みなんだな、たぶん。演説なので、「みなさーん!」て大げさに声をはりあげる感じ、ひょうたん島のド…

仏(フレンチ)・お兄さん

荻窪でボス(仮名)と会食。わりと新しめのフランス料理店に入ってみた。気のいいフランス人のお兄さんたちがやってる、可愛いけど芯のあるお店だった。パテ食べたいーとボンヤリ考えてた矢先に、ちょうど美味なやつに当たって嬉しかった。夜は雨に降られ、…

10年パスポート

この年末でパスポートが切れるので、切り替え申請に行きました。前のは最初の会社で、研修旅行のために(会社のお金で・・)作ったやつ。まだ私の青春もITバブルも終わってなかった(!?)。写真の顔が幼くて心底イヤだったので、期限が切れてほっとしました…

真冬の楽しみ

お友だちの家にお邪魔して、ささやかな忘年会をやりました。リラックスモードに入ってしまい、時計を見ても時刻が読み取れず・・て、半分寝てたのかも? 長居しすぎてご迷惑をおかけしました。ホットワインすごくおいしかった。

業界に潜入?

文芸とかノンフィクの翻訳者さんに、少しお話をうかがう機会がありました。文系出身でもポピュラーサイエンスはやれる!調べものが好きなら、パズルを解くような楽しさで訳せるよー、とか。昔の柴田教室ってば俊才ぞろいで、今はみなさんひとかどになられて……

スヌーピーでお別れ

某カルチャーセンターの翻訳教室、最終日。ここは夏頃から入って、女性の先生が選んだ教材が(カマトトぽくて!)新鮮だったけど、継続しないことに決めた。最後にスヌーピーの四コマ漫画を訳せて楽しかったです。短いので下に載せてみる。(Cはチャーリー…

『わたしは英国王に給仕した』

わたしは英国王に給仕した (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)作者: ボフミル・フラバル,阿部賢一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/10/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 150回この商品を含むブログ (26件) を見る鳩に餌をやろうとして…

マンガ『のだめ』完結

(KC KISS)" title="のだめカンタービレ(25) (KC KISS)">のだめカンタービレ(25) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/13メディア: コミック購入: 22人 クリック: 834回この商品を含むブログ (165件) を見る番外編も終わって、…

『スプリング・フィーバー』

現代中国の南京を舞台に、ゲイの青年をめぐる男女の三角関係をオフビートで描いた(いかにもミニシアターらしい)青春映画でした。出てくる人たちみんな、色気があってよかった。職業俳優の洗練されて整った美しさとは違う種類の、生命力そのものが醸し出す…

『人生の奇跡』

人生の奇跡 J・G・バラード自伝 (キイ・ライブラリー)作者: J・G・バラード,柳下毅一郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/10/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (14件) を見る異色SF作家のJ.G.バラード自伝を一気…

「余命反展」

三鷹の天命反転住宅へ。滝本誠さんご所蔵のリンチ作品を拝見してきました。のんびりとした午後、noirな濃いコーヒーをいただきながら……。噂どおりの不思議な空間だった。洋書大放出コーナーでマキューアン『セメント・ガーデン』を掘り出す(著者近影が男前…

『裏面』

恵比寿ガーデンシネマのポーランド映画祭で『裏面』を観た。ヒロインが女三代で同居してるハイミスの編集者なんで、これは観なきゃーと思って……。モノクロの過去(スターリン時代)と、カラーの現在が交錯する。ブラックユーモアにあふれた面白い映画だった…

「橋本平八と北園克衛展」

世田谷美術館へ。ガラガラにすいていたけど、とてもいい展示だった。兄の橋本平八は彫刻家で、30代で夭折している。神仙に材をとった素朴さの漂う木彫は、今見ても全然古びていない。フォークロアぽいのに現代的でもあり、シュールレアリズムに片足踏み入れ…

「香水瓶の世界」展

午後から庭園美術館へ。香水瓶の展覧会を見に行ってきました。最終日だったせいか、けっこう混み合っていた。あれれ? 何だか体調よくないなー、と思っていたら、不覚にも貧血におそわれて途中で倒れてしまいました。とほほ。ルネ・ラリックとか、20世紀初め…

マンガ『本屋の森のあかり(8)』

本屋の森のあかり(8) (KC KISS)作者: 磯谷友紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/12メディア: コミック クリック: 30回この商品を含むブログ (27件) を見るほのぼのした絵とは裏腹に、けっこう胸をえぐってくるマンガだなぁ。本好きな人には他人事とは…

マンガ『3月のライオン(5)』

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/11/26メディア: コミック購入: 27人 クリック: 953回この商品を含むブログ (410件) を見る5巻はまた大きな動きがあり、グッとくる展開に。古今東西の棋譜が…

『緑の家』

緑の家(上) (岩波文庫)作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/08/20メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 90回この商品を含むブログ (52件) を見る緑の家(下) (岩波文庫)作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカ…

ならまち

快晴。お昼ごはんは奈良町のカナカナへ。午後は薬師寺に行く案もあったけど、友だちが体調をくずしてダウン……。先に帰ってしまったので、ひとりで駅周辺をぶらついて、お土産を買いあさりました。奈良は、何かと気張りすぎていない感じが好きです。おとぎの…

法隆寺

下山して、近鉄とバスで法隆寺へ。雨でも風情があってよい感じ。格子窓から透かし見える紅葉がくっきり映えて、額縁にはまった一枚の絵のようでした。 法隆寺の端正な美しさ、どこか潔癖そうで、世俗のにおいを寄せつけようとしない、孤高の意志……それも、も…

信貴山

早起きして朝のお勤めに参加。ひんやりした本堂で正座して読経を聴く。密教系なのでアグレッシブな般若心経に眠気を吹っ飛ばされる感じだった。信貴山は奈良時代から続くお寺で、敷地内にいろんな神仏が奉られている。山頂近くの空鉢堂からの眺めが美しいパ…

難波から奈良へ

大阪では友だちと会って、慌ただしく近況報告。ひとりは来春から私大のロシア語講師をつとめることになりそう……とのこと。すごいなあ。大いばりしたって罰はあたらないと思うのに、彼女はとても謙虚で、授業を不安がっているので、ここぞとばかりに最近ABCの…

錦秋文楽公演

お昼の新幹線で大阪へ。文楽を、はじめて国立文楽劇場で拝見。広い!と驚く。客席もゆったり。国立小劇場だとたいてい満席で、人いきれで蒸し暑く、息づまるような濃密な文楽ワールドが繰り広げられるのでしたが……。本場だったはずの大阪では空席もめだち、…

コトリンゴ限定ライブ

原宿VACANTでコトリンゴの限定ライブ。もと倉庫らしい建物を利用した、アットホームでぜいたくな空間でした。演奏もほのぼのとしてよかった。初冬の夕暮れに似合いそうな曲ばかりで。都会の隠れ家っぽい雰囲気を楽しみました。SigurRosのカバーが嬉しかった…

ついでにクレヨンハウス

懇親会のお店の近くだったので、ものすごく久しぶりにクレヨンハウスをのぞいてみた。児童書ブームも下火なのか、めぼしい新刊はみあたらない。清水真沙子さんの自伝エッセイくらい。 のんきに時間をつぶしていたら、みごとに道に迷って、結婚式の二次会ラッ…