難波から奈良へ

大阪では友だちと会って、慌ただしく近況報告。ひとりは来春から私大のロシア語講師をつとめることになりそう……とのこと。すごいなあ。大いばりしたって罰はあたらないと思うのに、彼女はとても謙虚で、授業を不安がっているので、ここぞとばかりに最近ABCの翻訳教室がとても面白かったことや、ネット時代の語学学習かくあるべしーという私の勝手な持論を、それはもう熱く語って励まそうと……していたら、あっというまに時間ぎれ。ギリギリ奈良行きの電車に飛び乗るはめに。
14時すぎ、近鉄奈良駅で、福井を回ってきた友だちと合流。いいお天気で、東大寺興福寺のあたりを散策した。夕方は信貴山へ。宿坊で精進料理をいただく。

外国語の水曜日―学習法としての言語学入門

外国語の水曜日―学習法としての言語学入門

とっさに友だちに勧めてきた本。東工大での(第二外国語の)ロシア語教室の楽しげなようすが、とても妬ましい、いえ、うらやましい一冊です。
語学講座って、文法だけ習ってもつまんないよね。まず、辞書とか便利なサイトを使って、勉強のしかたを教えてあげること。あと、生徒の興味が広がるような「取っかかり」をつくってあげること。この2つが肝心じゃないのかなー? たぶん面白くなってきたら、みんな自分でどんどん勉強しだすんだよ!というような話を、未来の先生に吹き込んできました。
女三人のシベリア鉄道

女三人のシベリア鉄道

森まゆみさんのシベリア鉄道旅行記も。ウラジオ出身のロシア人が与謝野鉄幹を研究してる、という話題からフト思い出しました。森さんの旅行記はどれも楽しいし、旅行中に読んでらっしゃる本がまた素敵なのですー。バリ島でタブッキとか。いいなあ、私もやりたい。