温泉旅行

この週末は、群馬の温泉に行ってのんびりしてきた。温泉のほか何もない町。山あいの谷、といった感じの地形。川の水音がごうごうと響く。ところどころ、廃墟となった旅館が、看板もそのままにうち捨てられている。道をゆく人の姿もまばら。コンビニすらなくて、酒屋、日用品や乾物を並べた店などが、ぽつぽつと道の両側を埋めている。が、そうした店を訪れる客もなく、ガラス張りの店内は、薄暗い蛍光灯に照らされて、さびれた博物館の展示ケースのようだ。
宿のもてなしは、気取ったところのない、すみずみまで行き届いたものでした。