webの最前線?音楽ビジネスの将来

クーリエ・ジャポンの主催する、津田大介さんの講演会「音楽ビジネスの未来像」に行って来ました。音楽ビジネスで起こっていることは、いずれ出版の分野でも無視できなくなると思う。これから自分がやってくつもりの翻訳も、webや電子書籍でのニーズに対応してゆけると面白いな、と考えています。海外の作家がwebで公開してる作品を直に訳す、とか。実際にやろうとすると、権利関係がなかなか難しいそうですが……。
webの可能性について、考えさせられる講演でした。内輪的なファン層を開拓し、ほそぼそと長く(ロングテールで)売ってゆくのに適している。マスではない少数の顧客に、手作り感覚のコンテンツを届けられる。作り手と受け手の間で、きめこまかいコミュニケーションも成立する。
すると人の好みや趣味がどんどん細分化され、聴く音楽も、日用品とかでも、より自分にとって心地よいモノだけを周りに揃えて、閉じた世界の中だけで生きられるようになっていくのかな? そういう時代に生きる人間の幸せって何? とか。いろいろと刺激になりました。面白かったです。
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