『日時計の影』

日時計の影

日時計の影

2008年の刊行。収録されたエッセイの時代背景としては、小泉政権が終わって、安倍政権がすぐに倒れ……って、コロコロ首相が変わり続けた今となっては、なんだか大昔の話みたいだー。「日本が入院した12日間」!もう老いたこの国は、このまま迷走し続けるのかな。そんで若いもんが見返りもないまま、過重な荷を負わなきゃなんないのかな……。でもそれを受け入れるのが人生で、リアルに生きてくってことなのかもね。知性とは暗闇を照らす光だと思う。中井さんの著書と出会って、ちょっと救われた気がする。
この巻には、河合隼雄さんとの邂逅が描かれていて、面白かった!