ドラマ「ハゲタカ」再見(2)

第2話「ゴールデン・パラシュート」
会社を私物化してる女社長に冨士眞奈美。すばらしい配役。まるで「吉兆」がらみの実際の事件をほうふつとさせる展開で、いかにもありそうな同族経営の企業が槍玉にあがる。いつもクールぶってる鷲津が、途中ちょっと声を荒げたりして、熱血クンな本性をのぞかせる場面もあり。かつての上司・芝野との対決色がいよいよ強まる。でもこの「ゴールデン・パラシュート」作戦、どうして失敗だったのか、素人にはわかりにくいのですが。取締役会で堂々と社長が解任されてしまうと、外資ファンドは手が出せなくなるのかな?
第2話では回想シーンの、町工場でビールで乾杯する場面がいいですねえ。あと野球場をバックに、芝野と鷲津が過去の因縁と向き合い、対立の構図を鮮明にするところも。でも、なぜ野球場? このドラマ、どのロケ地も雰囲気が出ていてかっこよく、昭和と平成の対比や、戦前からのレトロな建物など、場面ごとに楽しんでいます。大河内邸もよかったなー。