マンガ『3月のライオン(5)』

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/11/26メディア: コミック購入: 27人 クリック: 953回この商品を含むブログ (410件) を見る5巻はまた大きな動きがあり、グッとくる展開に。古今東西の棋譜が…

『緑の家』

緑の家(上) (岩波文庫)作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/08/20メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 90回この商品を含むブログ (52件) を見る緑の家(下) (岩波文庫)作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカ…

ならまち

快晴。お昼ごはんは奈良町のカナカナへ。午後は薬師寺に行く案もあったけど、友だちが体調をくずしてダウン……。先に帰ってしまったので、ひとりで駅周辺をぶらついて、お土産を買いあさりました。奈良は、何かと気張りすぎていない感じが好きです。おとぎの…

法隆寺

下山して、近鉄とバスで法隆寺へ。雨でも風情があってよい感じ。格子窓から透かし見える紅葉がくっきり映えて、額縁にはまった一枚の絵のようでした。 法隆寺の端正な美しさ、どこか潔癖そうで、世俗のにおいを寄せつけようとしない、孤高の意志……それも、も…

信貴山

早起きして朝のお勤めに参加。ひんやりした本堂で正座して読経を聴く。密教系なのでアグレッシブな般若心経に眠気を吹っ飛ばされる感じだった。信貴山は奈良時代から続くお寺で、敷地内にいろんな神仏が奉られている。山頂近くの空鉢堂からの眺めが美しいパ…

難波から奈良へ

大阪では友だちと会って、慌ただしく近況報告。ひとりは来春から私大のロシア語講師をつとめることになりそう……とのこと。すごいなあ。大いばりしたって罰はあたらないと思うのに、彼女はとても謙虚で、授業を不安がっているので、ここぞとばかりに最近ABCの…

錦秋文楽公演

お昼の新幹線で大阪へ。文楽を、はじめて国立文楽劇場で拝見。広い!と驚く。客席もゆったり。国立小劇場だとたいてい満席で、人いきれで蒸し暑く、息づまるような濃密な文楽ワールドが繰り広げられるのでしたが……。本場だったはずの大阪では空席もめだち、…

コトリンゴ限定ライブ

原宿VACANTでコトリンゴの限定ライブ。もと倉庫らしい建物を利用した、アットホームでぜいたくな空間でした。演奏もほのぼのとしてよかった。初冬の夕暮れに似合いそうな曲ばかりで。都会の隠れ家っぽい雰囲気を楽しみました。SigurRosのカバーが嬉しかった…

ついでにクレヨンハウス

懇親会のお店の近くだったので、ものすごく久しぶりにクレヨンハウスをのぞいてみた。児童書ブームも下火なのか、めぼしい新刊はみあたらない。清水真沙子さんの自伝エッセイくらい。 のんきに時間をつぶしていたら、みごとに道に迷って、結婚式の二次会ラッ…

翻訳教室のうちあげ

渋谷で芝居を観た後、表参道でABC翻訳教室の懇親会に参加しました。なんと!ここのブログでレポートしてたのもバレバレでした……。あんなにたくさん生徒さんがいるから大丈夫〜と思って、のびのび好きなこと書いちゃってました。すみません。英語のプロの方々…

ムロジェックの「タンゴ」

ポーランドの60年代の戯曲。演出は長塚圭史。ゴツゴツした男性的な訳語が飛びかうので、新鮮に感じた。米川和夫と工藤幸雄の共訳。(たしかに米川訳の主人公は「ぼく」より断然「おれ」が似合いそう……)観念的なせりふをナマのままぶつけあう、難解な芝居で…

マメヒコ

渋谷で『スプリング・フィーバー』を観ようとしたら、前売り券が手に入らなかった。1800円で観るか迷ったすえパス。マメヒコでコーヒーを飲んで帰った。ここはなぜか、たまに照明がフッと暗くなる(ような気がする)。電力のせい? 居心地よくて好きなカフェ…

新感線の思い出

BSで劇団☆新感線の30年をふりかえる特集をやっていたので、ついつい見入ってしまいました。小劇場ブームが終わった後も、ずーっと劇団の形をキープしてるのがすごい。組織は、変わり続けることで長持ちするんだなー、と実感しました。 私がはじめて「いのう…

『人生に乾杯!』

人生に乾杯! [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2010/04/09メディア: DVD購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (42件) を見るハンガリー、大好き! 何かとチェコのほうが露出が多いので、ふだんの私はだいたい「チェコ好き」ぶってるけど、たぶん…

『善き人のためのソナタ』

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2007/08/03メディア: DVD購入: 3人 クリック: 119回この商品を含むブログ (295件) を見る職務に忠実な秘密警察の局員が、劇作家とその恋人を監視・盗聴するうち…

スラヴ叙事詩とか

BSジャパンでチェコ・プラハの2時間番組があったので録画。プラハ城や人形劇など、見どころが網羅されていてよかった。ミュシャの大作「スラヴ叙事詩」が、ついにプラハに移されることになったとか(前から噂はあったみたいだけど……)。あと、元々その絵を飾…

『1989 世界を変えた年』

1989 世界を変えた年作者: マイケル・マイヤー,早良哲夫出版社/メーカー: 作品社発売日: 2010/02/26メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (9件) を見る元ニューズウィークの記者が、1989年の東欧革命の舞台裏を回想。アメリカの外交政策の変…

80年代のニューヨーク

夜、茅場町の森岡書店へ。大竹昭子さんのニューヨーク写真展が開幕し、ご本人によるギャラリートークを聴いてきました。ウクライナ人のコミュニティにあるアパートで暮らした当時のお話、面白かったです。床をべりべりはがして、10枚以上もリノリウムの地層…

ビントレーのペンギン・カフェ

初台のオペラシティにバレエを見に行く。ホワイエにワインとか西洋菓子の屋台(とは呼ばないと思うけど)が出ていて、ちょっとした縁日のようでした(笑)。 フォーキン振付の「火の鳥」は、バレエ・リュスの代表的なレパートリー。古典バレエのおとぎ話っぽ…

マンガ『カルバニア物語(13)』

カルバニア物語13 (Charaコミックス)作者: TONO出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/10/25メディア: コミック購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (20件) を見るいつのまにかもう13巻。連載誌がすっかりBL色になっても、独自の路線をつらぬいて…

マンガ『さらい屋五葉(8)』

さらい屋五葉 8 (IKKI COMIX)作者: オノ・ナツメ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/09/30メディア: コミック購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (33件) を見るいよいよ完結。クライマックスは7巻でしたが、ラストまできれいに流れてまとまりま…

『ソフィアの夜明け』

日本で公開されるのはめずらしい、ブルガリア映画の新作。父親がはでな女性(つまり資本主義?)と再婚し、居場所をなくした息子たちの姿を通して、旧共産圏の若者の現実が浮かびあがる。お先真っ暗というより、ほのかな希望を感じる。以前なら、青春映画は…

ABC翻訳教室・第6回

第3期ABC翻訳教室の最終回。ラストの課題は、ウォルト・ディズニーの娘による伝記の一部を訳しました。ディズニー父、かなり強烈なキャラクターで、楽しみながら取り組むことができました。(でもチェックが甘くて、英文解釈は途中いっぱい間違っていた……。…

『かもめ食堂』

かもめ食堂 [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2006/09/27メディア: DVD購入: 18人 クリック: 381回この商品を含むブログ (1254件) を見る観たほうがいいよ!と勧められつつ、なんとなく「もう観た」気になって、ついつい先延ばしにしてた『かもめ食堂』…

『パイレーツ・ロック』

パイレーツ・ロック [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2010/10/22メディア: DVD購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る北海に船を浮かべ、24時間ロックを流し続ける海賊FMラジオ局(実話?)が大活躍。キャストも…

『時のしずく』

時のしずく作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/04/21メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (23件) を見る須賀敦子全集にも収録されている解説が入っており、とても読みごたえがあった。須賀さんもまた、阪神間モダニズ…

コンツェルト!

チェロ教室の大先輩が所属する某アマオケの演奏会へ。なんと、サン・サーンスのコンツェルトを演奏されるというので、同門(といっても、私はもう辞めちゃうんだけど……)の若手女性陣と誘いあって出かけました。演奏はすばらしくて、音楽はいいなー、と実感…

あかんぼはいいね

春に出産した友だちの家にお邪魔して、生後半年くらいの赤ちゃんとたわむれてきました。楽しかったー。もみじのようなおててに、ぎゅっと握ってもらったりして。癒されました。知り合いの若夫婦ではめずらしく、住宅街の一軒家にお住まいなので、高齢化社会…

『英仏文学戦記』

英仏文学戦記―もっと愉しむための名作案内作者: 斎藤兆史,野崎歓出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/07/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見る東大の英文学と仏文学の先生たちによる対談集。あらすじ紹介…

東美特別展

3年に1度のアートフェア「東美特別展」に誘ってもらい、午後から新橋へ。骨董や茶道具、掛け物などが多く、美術の教科書に載ってそうな名品がずらり並んで、壮観でした。素人だからモノの良し悪しは全然わからないけど、目の肥やし(?)になったような気が…