『ソフィアの夜明け』

日本で公開されるのはめずらしい、ブルガリア映画の新作。父親がはでな女性(つまり資本主義?)と再婚し、居場所をなくした息子たちの姿を通して、旧共産圏の若者の現実が浮かびあがる。お先真っ暗というより、ほのかな希望を感じる。以前なら、青春映画はもっと悲惨で救いのないほうが好みだったけど……今はもう、私も青春って年じゃないもんね。