2011-01-01から1年間の記事一覧

『バージェスの文学史』

バージェスの文学史作者: アントニイ・バージェス,Anthony Burgess,西村徹出版社/メーカー: 人文書院発売日: 1982/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るサー・バージェスによる英語圏文学史。地震前からひたすら読み続け、発生後はまるで精…

悼み/痛み

地震発生から1週間が過ぎました。 被害に遭われたすべての方、今なお被災地で苦しんでいる方々に、心よりお見舞い申し上げます。どうかこれ以上の犠牲が広がりませんように。そして一日でも早く、平穏な日常が取り戻されることを祈っています。 私にとっても…

『GANTZ』

人気マンガを若手実力派(と言われてる)の共演で映画化。テンポのもたつきとか、アクションが見てて楽しめないとか、映画として欠点をあげればきりがないけど……(あ、ホラーっぽい前半は、けっこう怖いしエグくていい感じでした)。 さすが原作が売れてるだ…

『黒檀』

黒檀 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)作者: リシャルト・カプシチンスキ,工藤幸雄,阿部優子,武井摩利出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/08/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 58回この商品を含むブログ (31件) を見るポーランド出身…

『ソウル・キッチン』

ハンブルクの線路沿いでカフェを営む、うだつのあがらない青年のもとに、刑務所帰りの兄、腕はいいが偏屈なシェフがやってきて、客層ががらっと変わる。カフェの乱痴気騒ぎ(って死語かも)は盛りあがって楽しいし、笑える場面もあるけど、オチはけっこう乱…

『闇の列車、光の旅』

中南米の不法移民が、列車の屋根に乗って移動する姿が衝撃的。ストーリーラインや人物の書き込みは少し物足りないところもあるけど、若さと勢いを感じる映画だった。スリルあってよかった!アクション演出もキレがあって、もっと大がかりな作品でも映えそう…

『ソーシャル・ネットワーク』

フィンチャー監督の新作。つくりこんだ美しい場面は相変わらず多いけれど、隅々までコントロールしきれていない粗さも残り、逆にそこが胸をうつというか、見終わった後もじわじわ高揚感が続くような、ふしぎな感触を残す映画だった。 ザッカーバークはfacebo…

『フリアとシナリオライター』

フリアとシナリオライター (文学の冒険シリーズ)作者: マリオバルガス=リョサ,Mario Vargas Llosa,野谷文昭出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2004/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 65回この商品を含むブログ (31件) を見るポップな表紙につられ…

『世紀の空売り』

世紀の空売り作者: マイケル・ルイス,東江 一紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/09/14メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 234回この商品を含むブログ (51件) を見るリーマン・ショックで世界経済は大打撃を受けたが、その破滅を予測して、逆に儲け…