『GANTZ』

人気マンガを若手実力派(と言われてる)の共演で映画化。テンポのもたつきとか、アクションが見てて楽しめないとか、映画として欠点をあげればきりがないけど……(あ、ホラーっぽい前半は、けっこう怖いしエグくていい感じでした)。
さすが原作が売れてるだけあって、設定はすごーく現代的で面白かった! 生きてる実感の薄さだとか、世の中にはびこってる閉塞感とか。ロケ地の選択もいい。戦後にそれなり繁栄していた生活や文化が、完膚なきまでに叩き潰されちゃったイメージが、ビシバシ伝わってきた。
俳優ふたりは残念ながらミスキャスト、同情的に言えば「役不足」かなー。ニノはマンガのキャラクターに向かないみたい。映画よりドラマの人かもしれない。