源氏物語と翻訳

学習院大の英文科主催による、マイケル・エメリックさんの講演を聴いてきた。題は「『源氏物語』が世界文学になった時」。日本文学が西洋で紹介されるようになった黎明期にスポットをあて、翻訳や引用されることによって文学は価値付けされていく、というお話が興味深かった……。
それ以後に「源氏物語」がたどった道すじも気になる。ウェイリーの英訳がどんなふうに受容されていったか、20世紀初め頃の英文学(ブルームズベリー・グループ)やプルーストとの関連なども。それが、大正から昭和初期の日本文学に(逆輸入で)与えた影響も当然あると思われます。おもしろそう!

ブルームズベリー・グループと源氏については、こんなページもみつけた。http://www.angel-zaidan.org/genjiforum2006/watanabe.htm