J-Litシンポジウムの感想

翻訳関連の講演会へ。柴田元幸×マイケル・エメリック対談「小説を訳すということ」。柴田先生の気さくな感じの居酒屋エピソードからはじまり、「源氏物語」や「真鶴」の朗読もまじえつつ、みっしり内容のつまった約2時間でした。面白かったです。
ダニイル・ハルムスをドイツ語を介して日本語に訳すとき、訳者であるご夫婦の間では(ただのドイツ語ではなく)こまかいニュアンスまで伝えられるような、独自言語が発達してる!というお話が印象深かった。言葉というのはそれだけでは成立しない。コミュニケーションありきなんだなあ、と改めて感じた。
講演会の後は、翻訳教室(神保町のほう)の受講生のみなさんと近くのカフェでゆっくり話せて、それもまた楽しかったです。最近、停滞ぎみで落ち込んでたので、少し元気が出たかも。