ABC翻訳教室・第5回

60 Years Later: Coming Through the Rye

60 Years Later: Coming Through the Rye

今回の課題は、サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ(The Catcher in the Rye)』のパロディ小説。著者はスウェーデン人だそうです。オリジナルとはだいぶ文体も違っていて、奇妙なねじれ感がある。配布された部分しか読めてないけど、ちょっと不気味な小説です……。
サリンジャーのパロディといえば、キンセラの『シューレス・ジョー』という小説もあった。映画『フィールド・オブ・ドリームス』の原作。講義では、翻訳ふうの現在形をうまく活かした文体で書かれた、特徴ある日本の小説も紹介されました。
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

『真鶴』にも、どこか不気味な空気を感じる。
Manazuru

Manazuru

J-Lit講演会でも取りあげられた、マイケル・エメリック訳の英語版。
ユリイカ2005年1月号 特集=翻訳作法

ユリイカ2005年1月号 特集=翻訳作法

講義で紹介していただいた『ユリイカ』の翻訳特集。面白そう!