「ハーバード白熱教室」in Japan

東京大学安田講堂で開催された「ハーバード白熱教室 in Japan」の放映を観ました。2コマの講義で、前半はイチローオバマの年俸格差や裏口入学について、後半は世代を越えて戦争責任は継続するか?という話題を軸に、参加者のあいだで熱い論議が交わされていました。
講義後の、発言者へのインタビューでは、自分の「立ち位置」を意識していたらしき人たちの談話が面白かったです。本心からの意見でもないんだけど……というような口ぶりでした。日本のインテリは極端な思想をもつことより、それぞれの思想を理解し、場面ごとに柔軟に使い分けてることが多いのかな、と感じました。一種類の思想やイデオロギーに染まるリスクを回避したがってる、というか……。(戦前は逆に、一神教の欧米世界に対抗するために、わざと一神教的な方向へ天皇制を強化していたのだろうけど)
前に出て意見を述べる人たちがたくさん登場し、勇気づけられる番組でした。
http://www.nhk.or.jp/harvard/