映画

『かいじゅうたちのいるところ』

センダックの絵本をスパイク・ジョーンズ監督が映画化。と聞いては、期待せずにはいられませんー。予告編のイメージもすばらしく、心から楽しみにしてたのですが。たしかに映像はよかった。各シーンは扇情的な音楽でPVみたいな仕上がり。しかし、家族(共同…

『シャネル&ストラヴィンスキー』

冒頭にバレエ・リュス『春の祭典』の初演が再現されています。ブーイングと拍手の入り乱れる客席。ミシアとシャネルが来てる! 混乱の中、必死に上演を続ける舞台を見守るのは、ニジンスキーやディアギレフたち。バレエ・リュス百周年にふさわしい企画で、ビ…

『倫敦から来た男』

ハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督の新作。モノクロ映画。光の加減や画面の構図、人物の配置など、すべて計算し尽くされた感じで、前半は緊密に進んでいくのだけど、後半は(椅子をもって踊るおっさん達の場面が終わった辺りから)監督、ちょっとこの作品に…

『X-MEN ファイナル・ディシジョン』

けっこう好きなシリーズだったのに、ラストはなんだか投げやり……がっかりとまでは言わないが、ペーソス漂う終わらせ方だった。連載打ち切りになった「少年ジャンプ」のマンガみたい。 または、『水滸伝』や『封神演義』の後半みたい、とも言える。 赤毛のフ…

ジョン・ウーの『レッドクリフPart 1』

鳩と爆発とスローモーション。健在ですね。 映画ならではのダイナミックな表現は楽しめた。戦闘シーンがちょっと重すぎて、観ていて疲れたけど。一応、後編も観に行くつもり。

『エターナル・サンシャイン』

ミシェル・ゴンドリー監督の2004年の映画。公開当時、ニュージーランドに滞在していたので、見に行きたかったのですが、ヒアリングに全然自信がなく、結局あきらめたのです。 わからないなりに、観ておけばよかったかも。と、今回はじめてDVDで観て、ちょっ…

ヘレン・ミレンの『エリザベス』

年末にBS2で再放送された海外ドラマ。前後編。 小粋なせりふの応酬、凝った舞台装置など、とても見応えがあった。ヘレン・ミレンの演じる女王には、威厳と迫力、知性と愛嬌がそなわっていて魅了される。それから、時おり見せる脆さ。激情に駆られたあと、す…