『ダンシング・チャップリン』

周防正行監督の新作。映画に触発されてローラン・プティが振り付けた作品を、ふたたび映画にする、という粋な企画。前半のドキュメンタリー部分が面白かった。後半はわりと舞台に忠実な映像化なのだけど、屋外に飛び出して撮影してあるパートは、やはり映画らしいというか生っぽく感じた。舞台はどこまでも夢の世界で、映画は現実の写し絵ということかもしれない。