村上春樹ロングインタビューを読む

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

翻訳教室でも話題に出たので、「考える人」の村上春樹ロングインタビューを立ち読み。これがすごく面白い上に長いものだから、だんだん腕が重くなりつつも30分くらいかけて熟読しました。「自我」というキーワードがとくに印象に残る。それから、父権的なものとの対立とか……。父権を仮想敵として意識できなくなってるのが、バブル以後の若者世代にとって難関のような気もするけど、村上作品の世界観はそれを先取りしていたのかな?と思ったり。翻訳についての話題もすごく興味深かった。
昔話と日本人の心 (岩波現代文庫―学術)

昔話と日本人の心 (岩波現代文庫―学術)

インタビューには河合隼雄さんの名前も頻出し、けっこうなウェイトを占めていた。引用されていたこの本は未読だったので、あわてて買いに走りました。