『ある文人代官の幕末日記』

ある文人代官の幕末日記―林鶴梁の日常 (歴史文化ライブラリー)

ある文人代官の幕末日記―林鶴梁の日常 (歴史文化ライブラリー)

漢文がうまくて、明治時代によく読まれたという林鶴梁。漢学者で幕臣。日記からうかがえるお人柄は、けっこうカワイイ感じ。左遷され、ふてくされて出社拒否してたり。後妻に家出されちゃったり。ツッコミどころも多い。
安政年間に、地震天竜川の氾濫など、災害の対応で大活躍した部分はドラマになりそう。こういう非常時には有能な人が、オフィスワークで爪はじきされてた、というのも興味深い。