2010-06-09 『ある文人代官の幕末日記』 読書 ある文人代官の幕末日記―林鶴梁の日常 (歴史文化ライブラリー)作者: 保田晴男出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2009/10/21メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る漢文がうまくて、明治時代によく読まれたという林鶴梁。漢学者で幕臣。日記からうかがえるお人柄は、けっこうカワイイ感じ。左遷され、ふてくされて出社拒否してたり。後妻に家出されちゃったり。ツッコミどころも多い。 安政年間に、地震や天竜川の氾濫など、災害の対応で大活躍した部分はドラマになりそう。こういう非常時には有能な人が、オフィスワークで爪はじきされてた、というのも興味深い。