2010-04-05 『小説というオブリガート』 読書 小説というオブリガート―ミラン・クンデラを読む作者: 工藤庸子出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1996/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る工藤庸子さんによるクンデラ作品の詳細な解説。実際に『不滅』を読むにあたり、たいへん参考になりました。章立ての意味合いとか、音楽的なセンスとか。クンデラの(たぶんチェコ人全般の)皮肉っぽくて小粋で繊細な気質、多分に自意識過剰な「演じてる」感とか……を、漠然とだけどつかめたように思う。