『セゾン文化は何を夢みた』
- 作者: 永江朗
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 単行本
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そこには、都市生活者があこがれる何か、豊かで満ち足りた人生の「理想」や「夢」が投影されている。戦前のモダニズムから脈々と受け継がれてきた何か。(それはいつの時代も、暴力や我欲に踏みにじられて消えてしまいがち……)
かつて「セゾン文化」的と呼ばれたものは、アートや芸術といったラベルがはがれて、日々の生活に溶け込んできている。それが役目を終えた、ってことなのかな。