『心理療法入門』

心理療法入門 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション VI)

ちょっと前、あまりに気分が落ち込んだので、カウンセリング代わりに読んでみた。河合さんの本は、いつもだいたい同じことが書いてあるんだけど、読むと落ち着く。自我と無意識の関係についてなんとなく考えた。人格（性格？）のドライブを無意識にゆだねると、ワガママな感じになるけど、だいぶ楽。けっこうムリしてる時ってのは、自我が勝ってるのかなー？と思う。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

続けて河合隼雄と村上春樹の対談も読んでみた。元は96年末に出た本。一時代前だけど面白い。おふたりの口ぶりには、まだ楽観的なニュアンスが感じられる。この後、日本はどんどん殺伐としてきたわけで。